目立たない?目立つ!迷彩色
すっかりファッションの一部として取り入れられた迷彩柄。その発生は今から百年ほどの前の1919年のことでした。

(ロンドンの会員制クラブChelsea Arts Clubのポストカード。Wikimedia commons)
ただ、これは一般に思われているような迷彩色ではなく、軍艦が的に見つかりにくくするために使われた「ダズル迷彩」というものをモチーフとしています。

(ダズル迷彩を施された輸送船エンプレス・オブ・ロシア。Wikimedia commons)
ダズル迷彩はとても派手な柄に見えて逆に目立ってしまうとも思えますが、海の上ではかえって全体像がつかみにくく、進行方向などがわかりにくいという効果があるそうです。
よく知られる迷彩柄は、第二次世界大戦期に戦闘服として用いられました。第二次世界大戦後にはファッションアイテムとなり、ベトナム戦争の頃には反戦運動の参加者がよく着ていたといいます。
(USウッドランド
Wikimedia commons)

(デジタル迷彩
Wikimedia commons)

(フロッグスキン迷彩
Wikimedia commons)

(フレックターン迷彩
Wikimedia commons)
迷彩柄のパターンには1981年から20年ほどアメリカ軍で使われた使われた、歪んだ形で構成されたウッドランド迷彩、四角いピクセルで構成されたデジタル迷彩、まだら模様のフロッグスキン迷彩(ダックハンター)、シミを付けるような絵柄のフレックターン迷彩、多角形で構成されたスプリンター迷彩などがあります。また、緑色を基本としたものや、乾いた土や砂の色であるデザート迷彩、ビルやコンクリートに溶け込みやすいアーバン迷彩などがあります。
目立たせないために作られたものも、ファッションでは目立つ素材に。意外性のあるアイテムは、アトムプリントにご相談ください!
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